alternativeⅡ

と。

「ここにいたのか…」

抑揚のない低い声が聞こえた。

思わず振り向くアレクセイ達。

…そこには、90式歩兵強化装備の腰のベルトに10式近接戦闘用軍刀とサバイバルナイフを下げた青年将校が立っていた。

「沖田少尉!」

シオンが晴れ渡るような笑顔を見せる。

もう、来てくれないものと思っていた。

アレクセイ分隊には合流してくれないものだと思っていた。

しかし蒼真は装備を整え、こうして部隊の下に戻ってきてくれたのだ。

「よかったあ!一緒に戦ってくれるんですね!」

蒼真の手を握り締めるシオン。

ところが。

「!」

蒼真は彼女の手を冷たく払いのけた。