alternativeⅡ

「まさか貴女達も?」

妃の言葉にサーシャ達は頷く。

「私達もスペツナズの一員として『Operation Sunset』に参加します」

「今回は私達だって、ちゃんと戦力になれますからね」

そう言ってジェシカが取り出したのは、マガジン(弾倉)だった。

「そうか、対AOK弾」

アレクセイが呟く。

フォートブラッグ基地に落着し、アレクセイ自身がこのモスクワ管区まで輸送した宇宙鉱石。

それを加工して作られた対AOK弾が既に完成し、集結し始めた一般兵士達に支給されていたのだ。

「私達もこの弾丸で妃先生達に加勢します」

「アレクセイ大尉達だけに、危険なAOKの殲滅を押し付けたりはしませんよ」

笑顔で告げるマーガレット、サーシャ、ジェシカ。

室内にいた他の一般兵士達も、アレクセイ分隊の面々にサムズアップやガッツポーズを見せる。

…完全抗体保有者は、決してAOKを殲滅する為の生贄などではない。

アレクセイ分隊の隊員達は、胸が熱くなる想いだった。