alternativeⅡ

「アレクセイ大尉!」

モスクワ管区の施設内。

その廊下を一人の女性兵士が走ってきた。

シオンよりも少し年上といった印象のその兵士を、アレクセイは知っていた。

「マーガレット軍曹?」

アレクセイの所属していたフォートブラッグ基地の兵士、マーガレット・フリーデン軍曹だ。

何故彼女がこんな場所にいるのか。

「何故はないでしょう」

マーガレットは自信に溢れた表情で、背の高いアレクセイを見上げる。

「私も一般兵ながら、援護部隊として、『Operation Sunset』の為に召集されたんです。フォートブラッグ基地のデルタフォース部隊も一緒ですよ」