alternativeⅡ

「責任転嫁するつもりがないのならば、部隊から外れる事もなかろう」

妃の言葉に異を唱えたのはアレクセイだった。

「だったらどうすればいいの!」

何もかも上手くいかない。

その事が妃さえもを感情的にさせる。

睨み合うアレクセイと妃。

「待って下さい!お二人まで険悪になってどうするんですかっ!」

シオンが慌てて二人を止める。

…確かにアレクセイまで妃と揉めてしまっては、最早部隊としては立ち行かなくなる。

一呼吸置いて、彼は二人を見渡す。

「ルシファー少佐も沖田少尉も、今は感情的になってはいるが、責任ある国連軍の軍人だ…己の個人的事情の為に命令や任務を放棄などしない…今はそう信じるしかあるまい…」