alternativeⅡ

「やめんかっっっっっっ!!」

その殺伐とした空気を、グローレンが一喝する事で打ち消した。

流石は歴戦の兵士。

老いたりとはいえ、その一喝は若き隊員達を一瞬にして制する。

「貴様らは何をやっている。誰が醜い憎悪に駆られて殺し合えと言った?今は人類同士で争っている状況ではないとわからんのか、馬鹿者ども」

グローレンの言葉にシュンとなるシオン。

だが、ルシファーは悪びれる素振りを見せない。

「僕は生憎と『人類』じゃないんでね」

興を削がれたように司令室を出て行く。

グローレンの呼び止めにも応じる事はなかった。

「俺も失礼する」

蒼真が後に続く。

彼は退室の間際に一言。

「お言葉ですが…このような部隊編成では、『Operation Sunset』の失敗も目に見えていますね…グローレン少将」