美羽の休日の朝は朝ではない。


ってか昼。



ヴゥー



携帯は充電器をさしたまま。
そしてそれがマナーモードのため、小刻みに動きだした。



すべてがおわった後初めての休日。


実家に帰ってきていた美羽は、すぐに携帯の電源を切った。



――あたしの安眠を邪魔する奴は誰だろうが、体の肉を削いでやる




怨みの念をこめて、美羽は携帯をにらむ。