「この怪我は、俺が自分で怪我した事なんです。だから何でもないんです」 「そう言ってもだねぇ… 目撃者がいっぱいいるんだよ。 加害者が被害者の女の子にナイフを突き付けてたと…」 警察官があたしを見る。 「あたし、そんな事されてません。」 「はぁ?? 」 「彼女とは顔みしりですが、ちょっとした行き違いがあって。 ちょっと口論してただけです」 嘘も嘘。 大嘘。 それでも、あたしも 蒼も、突き通した。 あたしが悪いの… あたしが… 彼女は悪くない。 罪も罰も受けなきゃ いけないのはあたし。