短い冬休みが終わり、
新学期を迎えた。
始業式を終えて、
いつもの四人で楽しく話す。
なにやら、今日は
あたしたちのクラスに
転入生が来るらしい。
みんなは…
男か女か
美人かイケメンか。
そんな話題でいっぱい
だった。
まああたしと海斗は
全然興味ないんだけど。
盛り上がっているところに
担任が入ってくる。
「みんな知ってると思うが、転入生がきた。女の子だぞ」
すると執事のみなさんが
どんなやつだろう―。
ってゆうようなキラキラした
目で待っている。
「おい、美園ー?入ってこい」
教室の前扉から入ってきた
女の子は小柄で
セミロングの髪の毛をした
とっても可愛い子だった。
「美園華恋(ミソノ カレン)です。今日からお願いします。」
声も可愛い…。
「美園は、執事がまだいない。だから、しばらくの間は美園家のおじいさんがついてくれるからな。」