そしてその握りこぶしが 小刻みに震えはじめ。 力強く一歩一歩あたしの もとへと近づいてくる あたし…殴られるのかな? 当たり前だよね。 それくらいの罰を自分に 与えないといけないから… あたしはぎゅっと 目をつぶる。 「…ドカッ…。」 「うっ…」 ものすごい大きな、 なにかをたたくような音と うなり声がきこえた。 あたしはゆっくりと目を あけると、ベットの横に ものすごい怒った顔をした 海斗が立っていた。 なにがおこったのか…?