表情が読み取れない。 海斗…? いや違う。 この人…海斗じゃない… あたしは必死に抵抗する。 そして見えた顔。 それは… -------------------- 「きゃあっ…やめて!!」 夢花拓海。こいつだった。 「声出すな。」 小さな布のような ものを口にいれられ 声が出せなくなる。 夢花拓海はあたしの 髪の毛をかきあげ 耳元でつぶやく。 「お前はもうおわりだ…。今、立花を呼んである。こんなとこ見たらどう思うだろーなあ…?」