「龍ちゃん?」 いつも出さない大声を出した龍ちゃんにただ疑問しか浮かばない。 「はい、ほらほら行く!」 グイグイと由里に背中を押されてリビングが出されてしまった。 「消毒しよっか」 「あ、うん」 「ごめんね、咲」 消毒をしてもらってる時にしゅーちゃんが何故か謝ってきた。 「へ?」 「龍一君怒らせてさ」 龍ちゃんはしゅーちゃんに怒ってるんじゃないよ、きっと。 鈍臭い私に怒ってるの。