メカニカルガール

少女はエドワードの姿を身に付けると、持っていたトランクを放り投げ、胸を押し付けるようにして抱き付いてきた。


「エド!久しぶりね」


「わっ!!ちょ…」


手に持っていた籠を、抱き付かれた衝撃で地面に落とすと、クランの実がビー玉のように転がり落ちた。


「エドったら、幼なじみの顔を忘れちゃったの?」


「…マリエ?もしかしてマリエなのかい?」