「イイエ。エドワードサマハ、ビョウキナノデス。ワタシガ、ハンダンシテソトへデタノデス。クスリヲ…クスリヲトトケネバ」


アルテミスは上体を起こすと、辺りを見回し、薬を入れて来た布袋を探した。


「そう慌てなさんな。ここを閉めた後に、ちゃんと持って来てやるわい」


もう一度アルテミスをベッドに寝かせると、ローレンスは開いたままだった胸部の扉を閉じ、しっかりとネジで固定した。


その上からそっと人工皮膚を被せていく。