きぃが納得したのを
みてほっとしていると、
きぃは
掴んだ手をそのまま
繋いで歩き出した。


きぃの隣は安心する。

しかも..

ちょっとドキドキする。


手を繋ぐと頬がゆるむ。

私の冷たい手を
きぃの
大きくて長い指が包む間、
少しだけ寒さに
感謝する。

きぃの
私と要るときのゆっくりな
歩調が好き。

だっていつもきぃが
歩くの速いこと、
私知ってるの。