ご主人様の魔法




陸ママが説得?してくれたけど、陸の返事は曖昧だった。


結局、あの後、陸ママはキヨさんに呼ばれて仕事の打ち合わせに言ってしまった。


そして自分の部屋へと戻ってきた。


「話があるって言ってたのに……。なんだったんだろ?」


考えながらケータイを開くと美野里からメールがきていた。


そういえば、この事美野里に言っちゃダメかな?


あたしは陸に聞くことにした。


――トントン


部屋のドアをノックする。


でも、返事がない。


「あれ?入ってもいいのかな?」