美野里だっ!!! 助かったぁ!!! あたしは急いで荷物から着替えと洗面道具を持って外に出た。 ――ガチャッ 「お待たせ~っ!!!」 「速っ!いつも遅いのに、どうしたの??」 「な、なんでもないよっ!」 さっきの事、思い出すと恥ずかしくなる。 「蘭ちゃん、陸は?」 美野里の後ろに居た留依くんが言った。 「準備してるのかも。」