「終わったぁ~!」 「やっとか…。」 「あっ、ごめんね…こんな時間まで……。」 時計を見ると、もう7時を過ぎていた。 「気にすんな。早く、そのプリント届けてこいよ。」 「うん、ありがとう!」 あたしは急いで職員室まで走った。 そして、また急いで教室に帰った。 「早く帰らないと、お母さんが心配しちゃう!」 教室に戻ると、まだ矢名くんがいた。 「あれ?矢名くん帰らないの?」