「あの車危ないなぁ~。」 「新田くんありがと。 ちょっとぼーっとしちゃって。」 華月はできるだけの笑顔を作った。 「奥村さんほんとに大丈夫? 具合悪い?」 響はぼーっとしていた華月を心配していた。 「大丈夫! 今は良くなったから。」 「じゃあちょっと遠回りしてもいい?」 「えっ??」 響の急な提案にびっくりした。 「どこ行くの??」 「秘密!」 響は楽しそうに無邪気な笑顔を受かべた。