オレンジ色の校舎






一馬くんの言う通り、いつも瀬川くんを見ていたのかも。それに、瀬川くんと一馬くんへの想いは似ているようで全く違った。



一馬くんの前ではありのままの自分でいれた。それが心地よい空間だった。



だけど、恋じゃなかった。友達以上恋人未満がピッタリなのかもしれない。



でも支えたかったのは事実。傍にいたかったのも、決して嘘じゃないんだよ。



だけど瀬川くんの前では…いつも苦しかった。嫌いの意味じゃなく…好き過ぎたんだ。



3年の月日はあたしが思っている以上に、あたしの中に瀬川くんを埋め込んでいたんだ。



小さなことで悲しくなったり、幸せを感じたりしたのは、瀬川くんだけだった。



同じ教室にいれる、それだけでよかった。友達として話せることが泣きたいくらい嬉しかった。



2人への想いの違いを今、わかることができた。簡単なことだったのに…バカだな、あたし。



友情と恋愛の区別を今さら思い知るなんて、恥ずかしい。一馬くんを巻き込んじゃって。