オレンジ色の校舎






嘘……だよね?



「じ……冗談やめてよ?」



「ごめん。冗談じゃないよ」



瀬川くんの真剣な目があたしを見つめる。だからあたしは目を逸らせない。



「な、んで?あたし無理してないよ?瀬川くんがいるから…笑顔でいられるんだよ?」



「違う。俺は浅井を無理させてるんだ。それに…浅井を笑顔にしてやれる奴…近くにいるじゃん」



「えっ?」



「いつも浅井を傍で支えてやれる奴がいるんだよ」



何言ってるの?あたしを支えてくれてるのは…瀬川くんじゃないっていうの?



「浅井にはカズが合ってるよ」



ズキン…



そんな顔であたしを見ないで。



優しそうな顔しないで。



───────泣きたくなる。