オレンジ色の校舎






「う、うぅ…」



今、あたしの足はガクガク震えている。心臓も半端なく高鳴っている。



「遥なら大丈夫」



今日1日、麻衣が何度もかけてくれたこの言葉。



「明日、頑張るのよ」



そう、時が経つのは早いもので…明日にはあの受験が迫っていた。



「今までやってきたことを、そのまま出せばいいの」



「で…でも緊張しちゃう…」



「緊張を隠すことないじゃない?緊張してます感も出して、自分の気持ちも伝えるの。わかった?」



やっとの思いで、固まっていた首を縦に動かすことが出来た。



「じゃあ帰ろう。どうせ夜には瀬川くんから電話が来るでしょ?」



「せ…瀬川くんも忙しいから」



「なーに。彼女が明日受験なのに連絡しないわけないでしょ?」