オレンジ色の校舎






ふと、瀬川くんと目が合い『よかったね』と小さく笑い合った。



「はーい、アイコンタクトとかやめて」



「こっちが恥ずかしい!」



「ア、アイコンタクトって、そそそんなつもりは…」



「あー熱い熱い。たっちー、ちょっと飲み物がほしいんだけど」



「俺も丁度ほしいところだった。買いに行こうぜ!」



そして、麻衣とたっちーは自販機へと姿を消した。



「……誰たちの心配をしてたと思ってんだよ」



「同感。でも、別れなくてよかったよっ」



んーっと安心の伸びをして、窓から朝の光を浴びるあたし。



「そういえば、浅井試験いつ?」



「来週。瀬川くんは?」



「マジ?俺の浅井の1週間後」



安心したのは束の間、あたしの頭は進路へと向かうのだ。