オレンジ色の校舎






それから放課後まで麻衣は強張った顔を、たっちーはそわそわして落ち着いていなかった。



「じゃ、あね、はる、か」



「麻衣大丈夫?」



「グッジョブ…じゃない」



見てればわかるよって、と優しく麻衣の肩を叩いた。



「正直別れたくないけど、ふりだしに戻らなきゃ…あたし達はやり直せない」



今別れてふりだしに戻る、それが麻衣の考え。別れずに海くんとのことを2人で乗り越える、それがたっちーの考え。



意見は違うけど、好きって気持ちは同じなんだ。



「じゃあ、あたし行くから」



ロボットみたいな動きをしながら教室を後にした麻衣。あたしは笑いをこらえながら見送った。



2人がぶつかりあってもいいので…良い方向に進みますように。



「浅井、帰ろ」



そしてあたしはというと、瀬川くんと帰ることになっていた。