オレンジ色の校舎






「わぁっ、永納ーっ!!」



女パラに出た男子軍の方へ行くと一目散にたっちーが走ってきた。……主人を迎える犬みたい。



「この俺どう?メイクも結構イケてると思うんだけどっ?」



「変に目立ちすぎ。瀬川くんの方が可愛かった。てゆうか早く化粧落とさないと、昼ご飯食べられないよ?」



「ショック!朱希に負けた……って、うっそマジ!?早く落とさなきゃなっ」



慌てて水道に駆けるたっちー。やれやれとため息をつく麻衣。



「遥、瀬川くんのこと可愛いって言ったけど、恋愛感情はないから心配しないで」



「そ、そんなことわざわざ言わなくていいからっ」



「あ。あそこに瀬川くんいるじゃん。あたしたっちーの化粧落としに付き合うから、行ってきなよ」



「あ……うん」