「仮装リレーに出場する生徒は私について来てくださーい。……はい、ではくじを引いてください」
仮装リレーは、走る前にくじを引き、そのくじで自分が何を仮装するか決まる。
あたしはみんなに続いて、おそるおそるくじを引いた。
「………け、剣道着?」
くじを見た瞬間、係の一員の人から腕を掴まれ、早技で着替えさせられた。
「お…重っ!?」
剣道着ってこんなに重たいの?一人でひーひー言っていると、
「では始まりまーす。みなさん、準備してください」
仮装リレーは始まった。あたしはチームの中で6番目走者だ。…って速い。速すぎるよ、あたしのチーム。
「は、はいっ!浅井っ」
あっという間にあたしにバトンが回ってきた。あたしは竹刀と面を両手に走り出した。

