いやー、麻衣さん。怒るとこ違うんじゃないかな?
「ズ、ズッコケ男!?何それっ。永納それ、やめてよー」
「事実じゃん。さて、あたしも出場する種目あるし行こうかな」
「あっ、あたしも行く!麻衣の後だもん」
ハチマキを持って立ち上がる麻衣を追い、あたしも準備をする。
「永納ぁー、浅井ぃー頑張れ!」
「あんたに応援されるとコケそうな気がするからやめて」
ギロッと睨む麻衣は本当に怖くてたっちーだけでなく、あたしまで背筋が凍ってしまった。
「浅井頑張れよ!応援してるぞ」
だけど、その冷たさは瀬川くんの声によって溶かされた。あたしは小さくガッツポーズで返した。
「まぁ、たっちーみたいにならないように」
そしてさりげなく一馬くんからも言葉をもらい、あたしと麻衣はテントを後にした。

