オレンジ色の校舎






飲む、飲まない、ともじもじしながら瀬川くんの飲みかけのスポーツドリンクを眺めていると、



「朱希!飲み物ちょーだいっ」



あたしの手から、あっという間にスポーツドリンクは消え、たっちーの元に渡った。



「ちょ…たっちーっ」



「ゴクッ…ん?何、永納?」



「……それ、瀬川くんのじゃなくて遥のなんだけど?」



「そうなの?あっ、それで浅井と間接チューした俺に永納は妬いてるって訳っ?いやぁーごめんな、永…」



「ふざけんじゃないわよ」



「へ?」



たっちーからスポーツドリンクを取り上げた麻衣。



「せっかくコレを飲む、飲まないを繰り返す遥を見て楽しんでたのに、あんたがその楽しみを台無しにしたのよ。誰がズッコケ男に妬くか」