─────…
「……みんな、いいかな?」
ラブリーに入ったあたしは、みんなの待っている席へ向かった。もちろん楓ちゃんも一緒に。
そして、楓ちゃんも一緒に加わっていいか、みんなに尋ねているところだ。
「いいんじゃね?」
この第一声は瀬川くんだった。麻衣と一馬くんはチラッとあたしを見た。たっちーはどちらでもいいらしく瀬川くんに便乗した。
「ありがとうっ。イキナリ割り込んでごめんね」
「いやいいよ。てゆうか制服だな?橋本も学校に行ったのか?」
「うんっ。バスケ部の可愛い後輩達を指導して来たの」
瀬川くんと会話をしながら、瀬川くんの隣の空席に腰を下ろした楓ちゃん。
「遥、こっち空いてるよ」
麻衣が手招きをして、あたしを呼び寄せた。

