自分でもなぜ、ポッキーが出てきたのかわからない。だけど瀬川くんは微笑んで、
「浅井もポッキー好きなの?」
とポッキーをくれた。ビックリして瞬きを繰り返すあたしに、違った?と首を傾げる瀬川くん。
「朱希、浅井は1本じゃ足りないんじゃね?だからあと1本あげろよっ」
「え?そうなの?ごめんな浅井」
たっちーの変な助言を真に受け、もう1本追加でポッキーをくれた瀬川くん。いや、違いますって。
「あ…ごめんね。あと…あ…ありがとうっ」
せっかく瀬川くんの目を見て話すって決意を決めたのに、瀬川くんの目は見れなかった。
「お疲れ。まさかポッキーが欲しかったなんてな」
「んなわけないでしょっ。超緊張したんだから…。ほら、話って何?行ったんだから言ってよね」
「はいはい。…話ってゆーのは須田ちゃんからの呼び出しのことでーす」
は、はい?

