オレンジ色の校舎






「……浅井?どうかしたか?」



瀬川くんが不思議そうにあたしを見る。ひぃ…瀬川くんに見とれていただなんて言えないやっ。



「あのね瀬川くん、遥ったら瀬川くんに見惚…」



「わーわーわー!!あの高校見たことあるーっ」



慌てて目に入った他校のバレー部を見て、麻衣の言葉を遮る。麻衣はクスクス笑っている。



「お、マジで?浅井あの高校知ってんのか?」



瀬川くんが驚いたようにあたしを見た。い…いや知らないです。あれは思いつきで言っただけで…。



「あの高校、強豪校なんだよ。毎回大会では優勝で、特にエースが同じ高校生だとは思えないくらいデカくてさ…あ、ほらアイツ」



瀬川くんの視線の先には、びっくりするくらいの大っきな人が立っていた。



ユニフォームがかなりキツそう。それに、周りにいる部員が小学生ぐらいに見える。