サラサラと綺麗な文字を書いていく瀬川くん。そんな瀬川くんを隣に感じながら自分も問題を解いていく。
「なぁ、浅井」
少しの沈黙を破ったのは瀬川くんだった。
「浅井ってスポーツ好き?」
「へ?……あ、うん」
「バレーに興味あったりする?」
「う…うん」
控えめに答えたけど、実はバレーにはかなり興味がある。…いや、バレーにじゃなくて“瀬川くん”に。
中学の時から瀬川くんはバレー部で、少しでも瀬川くんのことを知りたくて、バレーのことをかなり調べた。
「……よかったら俺たちの試合、見に来ない?」
「し…試合?…試合って試合?」
「うん。3年にとっての引退試合なんだけど…どう?」
うそ…うそぉ?
まさかの瀬川くんから誘われちゃったよ。

