「せ…瀬川くん、ありがとう」
涙が出そうなくらいの嬉しい気持ちと恥ずかしい気持ちが交差する中、精一杯の言葉を伝えた。
「いや、俺何もしてないよ?」
「ううん。……とにかく…ありがとうね」
不思議そうに首を傾げる瀬川くんにもう1度お礼を言った。それから問題を解き始めた。
あたしはどぎまぎしながら瀬川くんに解き方を伝える…が、噛み噛みで上手く説明できない。そんなあたしに、
「浅井、大丈夫だよ。ちゃんと聞いてるから」
いつもの優しさで対応してくれる瀬川くんがいた。その優しさにキュンとくると同時に胸が痛んだ。
3年目の片想いかよって笑われてもいいって思うのは、この笑顔を見ていたいから。
どんな形でも…友達でいいから、瀬川くんと繋がっていたいんだ。

