「なんですか?会長…?」


また…呼び出し。
あきれるわ…



「百羅くん…お願いだぁぁ…」



いや、泣きつかれても。


「で?なんです?」

「最近…学校近くで…」


は?あれから、あの日倒したから、
会長のお世話しなくて良くなったのに。



「唄が聞こえるらしいんだ…」


「へぇ~興味ないっす!」


「いや…聞いたものが行方不明に…」

ピクッ…


「それ…妖怪ですね…」


「ヤダ~また理事長に頼まれたんだっ!」


「は?」

「俺が倒したと思ってるみたいで……」



「仕方ない……今回まで、ですからね!」