キミに捧げる恋のうた

雫さんとは浪の母親で、秋桜さんとはあたしの母親。


浪の家はあたしのお隣りさん。



雫さんとあたしの母親は高校からの親友で、あたし達は生まれた頃から幼なじみ。



しかも海と浪で、兄弟につけるような名前にしやがって、あたし達は生まれる前から幼なじみの運命にあったみたい。




「ありがとう浪君。いい子ねぇ。さすが雫の息子だわ」

「社交辞令社交辞令。浪は寂しがり屋さんなだけだし〜?」



雫さんが看護師で夜勤も度々あったから昔から浪はあたしの家で1日を過ごしていた。