まったく…。司め!あんなにかわいい子といつの間に出会ってんのよ!
もう、超可愛いわ!






なんていうか…。小動物て感じ?
絵梨香に言ったらクスクス笑うし。
零は黙って本読んでるし、こうなったら私が面倒をみるんだから!
司から守らなきゃ!






「何か企んでる?」
クスクスクスクス…。






「えっ?なーに?」






「お前が百面相してたんだろ…。」






ビシッ!と指を向け
「何よぅ。零は黙ってなさいよ…。なんてね。あの~可愛いメガネちゃんにあったのよ。むふふ。」






「あぁ…。秋月楓か。」





「かえでちゃん…。なんて可愛い響き。」






「何処が?」






「むっきー!零にはわからないわよ。」






「クスクス…。それで一緒にいらっしゃるのかしら?」






「司が連れてくる…。」





「へぇ。帝王自らねぇ。やっぱり危ない!」






「可愛いわねメガネちゃん。それに司のお気に召すなんて…。」






「でっしょー?」






絵梨香に抱きつく留衣…。
ニコニコしている。絵梨香。






「止めろ…。体に触る…。」
留衣を猫つまみする零。





「けちぃ…。」






豪華な生徒会室はいつもこんな感じらしい。






あぁ…。どうしよう今更出るに出れない。
ソファにいますなんて…。
タイミングが…。いやむしろ気づいて!山盛りのぬいぐるみの中に埋もれてます!






勇気を出して声を出した。
「すみません、助けて!」






「んっ?」






「あらあら、零助けて差し上げて。」






よいしょ…。と高い高いというように持ち上げられた。






「小さいな…。」






がーん!!!
メガネ、小さい、ブス…。コンプリートじゃない…。コンプレックスをそんなささないで…。