昨日まで 全くの他人で 今も他人に近い春花の見舞いに行って、辺りは夕日の注すころになっていた。 俺は、本当は興味を持ったことに変わりなかった。 可愛くて、笑顔が太陽みたいな彼女をナンパしたようなものだ。 化粧が濃くて綺麗系の女には飽き飽きしていた。 だけど普段の俺と違うのは、澄んだ瞳を見てから、彼女の目をまともに見れない。 綺麗な瞳には、何が映っているんだろうか。 見れないくせに、心のどこかでそう呟いていた。