「じゃあ」 『あぁ』 分かってた。美葉が藍を妹と重ねてる訳じゃないことは。 妹の話しを持ち出したのは じゃないと美葉が許さないと思ったから。 美葉は藍が春斗のところに行くのを反対するから。 藍は黒蝶として、幹部として、女帝として、行かなきゃ行けないから。 電話帳に入る、<剣二>に電話をかける。 「剣二か」 『あぁ』 これもワンコール目だった。 「行くぞ」 『あぁ』