「ふぅーっ」 大きく深呼吸して改札をでる。 9時5分前だったのに ベンチや周辺を見渡しても 砂間君の姿はない。 「まだ来てないのかな・・・」 そう思ってベンチに座って待つことにする。 寒くて手がかじかむ。 あれ・・・? ここってこんなにも イルミネーションがきれいだったっけ? そうおもいながらも 彼を待ち続けた。 でも 待っても待っても 砂間君は来なかった。