カチャカチャ‥祐輔が帰ってきた。 「舞、どうした?電気もつけないで」 あれからどのくらい経ったのだろう、 ずっとこれからの事を考えた。 いくら考えても祐輔の未来に私がいることは考えられなかった。きっと妊娠したことを祐輔が知ったら「やったな、」なんて照れ笑いしながら一緒に喜んでくれる。 私以上に私のこと大切にしてくれる人だから。 絶対親バカになるな、なんて訪れもしない未来を描いてニヤけてしまう。