朝、 いつもと違い、目覚まし時計より早く目が覚めた。 時計を見ると、6時半を差していた。 海斗はまだ時間があると思い、もう一度目をつむる。 チッ…チッ…チッ… 急に時計の針が動く音が気になり始めた。 チッ…チッ…チッ… だんだんと、時計を壊したい衝動に駆られ始めた。 「だぁー!!くそ!!」 海斗は、勢いよくベッドから出た。 その場に居たら本当に時計を壊してしまいそうだった海斗は、仕方なくリビングへ下りることにした。