それでもいつもと同じように朝が来る。 「行ってきます…」 海斗が玄関の扉を開けようとすると、母が呼び止めた。 「海斗…今日早く帰ってこれる…?」 「うん。大丈夫だよ。なんかあるの…?」 母は一瞬グッと拳を握った。 「今日…あの人と話し合いになったから…」 海斗の心臓がドクンと脈を打つ。 「そっか…わかった…早く帰って来るね…行ってきます。」 海斗は急いで玄関を飛び出した。