久しぶりに会ったあなたは、

忘れかけていた

あたしの想いを、

簡単に呼び戻した。


少し背が伸びたね。

でも、変わってないのは

その髪を触る癖。

昔のままのあなたに会えた。

・・・そんな気がした。

もう別れているのに・・・、

あたしたちの関係は

もう終わっているはずなのに、

こんなにも・・・、

胸が・・・、熱い。痛い。

だってね、

さっきからあたし、

あなたの薬指に輝く

指輪ばかりを気にしてる。

今の彼女はどんなひと?

聞きたくても聞けない。

聞く権利なんてない。

あたしだけを見てくれていた

心は昔のあなたじゃない。

分かってるけどね、

でも少しくらい

期待してたんだ、あたし。

なんてバカなんだろう。

あなたの心の中にいつまでも

あたしがい続けられるなんて、

夢のまた夢・・・。

ぎゅっと唇を噛みしめた。

手に爪の痕も残った。

あなたを忘れられない

自分が情けなくて、惨めで、

大嫌いなんだ・・・。


「あたしを見て・・・、

あたしはここにいるよ」

叶わない、想い。



look me★.。.:*