ごめんね。…そして、ありがとう。


だが、相手が悪い。

夏美の親は保護者会の会長をやっている。


ちょうどやってきた担任。

「ちょっと先生!」

夏美のママが駆け寄る

「あ、前川さん。どうかしましたか?」

「どうかしました?じゃないですよ!
あの子どうなってるんですか!」

「え?紗和ちゃんですか?」

「あの子が、うちのなっちゃんを突き飛ばして
なっちゃんが扉に頭をぶつけたんですよ!」

「えっ? 本当なの?紗和ちゃん?」

「だからそうだって、なっちゃんが言ってるん
だからそうにきまってるでしょ?」