眠そうだった教室が、体育祭の話題で騒ぎ始める。 「来週には各種目の選手決めるからな。何に出るか決めとけよ」 まっちゃんはやっぱり少し面倒臭そうに言って、黒板に何か書きはじめる。 「今日は学級委員と体育委員を決めろ。どちらも2人ずつだ」 黒板には思いの外綺麗な字で「学級委員」「体育委員」と書かれていた。 チョークを置いたまっちゃんは、手を払うとそのまま指をあたしに向ける。 「仕切れ、犬飼。任せた」 「えっ!? あたしがぁ?」 不服そうに頬を膨らませると、その両頬をまっちゃんが潰す。