ワカメはわずかに考えた様子を見せたけど、すぐにニヤリと笑った。 「いらねえよ、バーカ」 あたしもニヤリと笑って、手を振った。 マンションの入り口に消えていくワカメの背中を見送ると、あたしはまた歩きだす。 ワカメのマンションからからそれほど遠くない我が家に到着すると、あたしは真っ直ぐお風呂に向かった。 なんだかとっても疲れた。 温かい湯舟に浸かりながら、ぼんやりと天井をながめる。 ワカメの顔がちらりと浮かんだ。