「じゃあ、あたしバイトだから。」 行こうと次の階段に足をかけようとした時、腕に痛みを感じた。 振り向くと悪ガキが腕をつかんでいた。 あたしは彼が次に発する言葉を ただじっと待っていた。 遠くで雨の音が聞こえる。