「沙夜ちゃん、無防備すぎだろ…」

ってか可愛いー♪

俺は何を考えてるんだ、、、。

俺の従兄弟、司の彼女、の沙夜ちゃん…

が前で寝てる


司の彼女か

可愛いー☆



あぁ、、、、駄目だ

、、俺、戻ってるよ



俺の兄貴は所謂『優等生』ってヤツで

頭はいいし

めちゃめちゃいいヤツで


俺が変わった『あれ』は…


親戚一同で集まった時

俺は、まだ小学4年

兄貴、翔は小学6年で生徒会長だった


『翔くんは頭もいいし性格も優しいし、いいわよねー』

『優くんも将来が楽しみね』


そんな言葉ばっかり言われて、、、

でも、親は、何もできない俺を怒って。


『優も翔くんを見習いなさい』

『人の言うことに反抗しては駄目。優しい、いい子になるの』

『勉強しなさいよ』


優しい、いい子?

なんだそれ、、、


半ば呆れた


ふざけんなよ

人の言うことが全て正しいとは限らないだろ


でも…

『翔くんはみんなに認められてるの』


認められてる?

俺は、認められてないのか?


何?

優しくなれば認められる?

勉強すれば認められる?

人に反抗しなければ…

認められる?


なら簡単だろ



俺は変わった

兄貴みたいな、所謂『優等生』になったんだ


「司の彼女だよな?沙夜チャン、か」