俺が守るから。





俺が鈴木をきつく睨むと
今度は
さっきよりも
美和と近い位置になって
わざとらしく
美和の耳に息を吹き掛ける。



美和はさっきより
顔が赤くなっていた。




…………殺す!!!




バンッ――――



俺は机を叩いて
席を立った。




そして2人に近づき



「何やってんの?」




と一言だけ言った。




「あ。工藤じゃん」



鈴木は今気付いたような顔をして俺を見た。



その態度、
すげー腹立つんだけど。