嘘から始まる恋

な、なんでいきなりキス〜ー…!?


苦しくなってきた頃に成瀬くんは唇を離した。


息を整える私に成瀬くんは｢…ご褒美？｣と意地悪に笑った。



どこがご褒美？


成瀬くんがキスしたいだけじゃん！とか思いながらも、本当は嬉しくて成瀬くんに抱き着いた。



｢…なに？誘ってんの？｣


｢ち、違うよ!!｣


慌てて離れると成瀬くんは優しく笑っていた。


成瀬くんのこんな優しい笑顔、初めて見た…。


ドキドキが激しくなっていく。



私、これから成瀬くんと一緒にいられるかな…。