みんなバラバラになっちゃう。 だから卒業したらもうこんなこともできなくなるんだ…。 ちょっと寂しいな。 そんなこと思いながらちょうど三条大橋を渡りきろうとしたとき スーツ姿の男性がアタシのほうをじっと見ていた …ような? ん? 「ちょっとあの人こっち見てへん?」 その男性の視線を二人も気づいたようでひそひそ話す。