支店長、お手やわらかに!


みんなバラバラになっちゃう。

だから卒業したらもうこんなこともできなくなるんだ…。


ちょっと寂しいな。


そんなこと思いながらちょうど三条大橋を渡りきろうとしたとき
スーツ姿の男性がアタシのほうをじっと見ていた
…ような?


ん?


「ちょっとあの人こっち見てへん?」

その男性の視線を二人も気づいたようでひそひそ話す。